BioLOG

( 着飾らずに書く練習 )

私の場合の症状と経過(双極性障害/AC)

双極性障害の治療に専念しはじめてから2週間が経ちました。今回は自分のメンタル不調とちゃんと向き合うということで、まじめに服薬することと、日々の調子の変化を記録することは守るようにしています。

これまでは薬でごまかしながら仕事を続け、なんとなく持ち直したら服薬や通院をやめていたのですが、それでは再発の可能性が高まること、躁転・鬱転時の気分の変動が激しくなることを医師に指摘されたためです。

ということで、今回は長めに休みを取り、再発をしない身体をつくることを目標に、治療に専念しようと考えています。

 

これまでの薬の処方歴は、

H30/1月-3月(1回目の不調):アルプラゾラム錠0.4mg + セルトラリン錠25→50→75→100mg

この時はうつ病と診断されていた。薬の効果はほとんど感じなかった。仕事を続けながら服薬。なんとなく気分が持ち直してきたために自己判断で通院中止・服薬終了。

R1/5月-7月(2回目の不調):レクサプロ10mg

R1/7-8月:レクサプロ10mg + ビプレッソ錠50mg

この時も最初はうつ病の治療としてレクサプロが処方され、途中で双極性障害かもしれないということでビプレッソを追加された。レクサプロはあまり効果の実感がなく、ビプレッソ はすごい眠気が強く出るが、不安等の症状は和らいだ。この時は数日間動けなくなったため1週間ほど休暇をとったが、そのあとは調子の悪い日のみビプレッソ を服用し、眠気と戦いながら出勤。ただ、眠くて眠くてほとんど仕事にならず。このときも症状の緩和により自己判断で通院中止・服薬終了。

R2/8月-(今回):ビプレッソ50mg + 炭酸リチウム200mg

 前回の不調時にビプレッソ が効いたと医師に話し、ビプレッソは今回も処方された。それに加え、双極性障害ではもっともよく用いられる炭酸リチウムもあわせて服薬。→薬の作用かはわからないが、下記のように2週間でだいぶ気持ちは安定してきた(落ちることがなくなった)。

 

この2週間、気分の変化はこんな感じでした。

1~4日目:×(希死念慮強い、何もやる気起きず欲がわかない。日中は寝るかぼーっと映画を見る、もしくは好きな米津玄師さんの歌の歌詞をノートに書き写していました)

5日目:×→△(日中は上と同じような状態、夜になると、サウナに行こうかという気になる。少し気分が持ち直す)

6日目:×

7日目:×→△(通院、外に出るのがつらい。YouTube様々な障がいを持つ方の動画石川昴さんの動画をたまたま見て、自分も前向きに生きたいという感情が芽生えだす)

8日目:△(希死念慮はほとんどなくなるが、日中まだ何をしようか決められない)

9日目:△→○(上と同じような状態→YouTubeでたまたま双極性障害当事者の長月龍さんの動画を見てとても心に沁みる。その関連動画で産業医武神さんの動画に出会う。自分だけではなくメンタル疾患を患った人は同じような状態になるのだということを知れた安心感と、これまで復職に向けての指針がない中で1つの方向性が見えたことでだいぶ救われた気になる)

10日目:△〜○(メンタル系のYouTube動画を見漁る。自分は幼少期の経験からアダルトチルドレン的な傾向があるのではないかということに気づく。武神さん廣瀬さんの動画を見て、自分の好きなこと、やりたいこと、やり残したことってなんだろう?と考える。→九州八十八湯めぐりの残りと生理学の勉強をしたいと思う)

11日目:○(この日は早朝に起きることができた。日中も外出意欲あり。ずっとやらなければと思いながらもやりそびれていた生理学の勉強のための本を購入。YouTubeポモドーロテクニックの動画を見つけ、実践してみようと思う。)

12日目:○(生理学の第1章を勉強。やるべきことができたため時間を有意義に過ごせている感覚が出てくる。早速、九州八十八湯めぐりの計画を立て始める)

13日目:○(生理学の第2章を勉強。旅の計画を立てているとついつい時間を忘れ、夜更かししてしまう)

14日目:○(生理学の第3章を勉強。その後に通院。帰ってから勉強の続きとYoutubeでメンタル関係の動画を見る)

15日目(今日):○(生理学の第4章を勉強)

 

やはり何かに対してやる気になると精神的に好転してくるのが実感を伴ってわかるようになる。この2週間のうちに転機となったことは、

1: 辛い時に無理をせずに家でとことん眠り、休養をとったこと(1-5日目)

2: YouTubeでさまざまな精神科医産業医の動画を見ることによって現状の自分の状態や、なぜ自己肯定感の低い考え方の癖をしてしまうかが理解できてきたこと(9日目)

3: やりたいと思っていたことに具体的に着手したり計画を立てることができたこと:時間が経つのを忘れて没頭できるものが見つかった(11日目以降)

これでだいぶ気持ちが安定し、過去をくよくよ振り返ったり死にたいと思うことがなくなってきました。

かといって、例えば朝の起床時間はいまだに遅い日が多く(10-11時ごろ)、職場復帰にはもう少し時間・トレーニングが必要だと感じています。いろんな動画を見て、復職の際には「焦らない」ことが大事だと学んだので、主治医とも相談しながら復職に向けて少しずつ取り組んでいきたいと思っています。

 

精神疾患は人によって症状に個人差が大きく、また私の場合は比較的軽度だと思うのですが、同じように苦しんでいる方の参考になれば幸いです。