まわりの畑ではぐんぐんと麦が大きくなってます。
このあたりは二毛作をしてて、麦の季節が終わると水が張られて稲の田植えです。
昨日の豪雨の置き土産、サーっと風が吹きわたると、麦の穂が踊って風が見えるようになります。
風を見ているとこの曲が浮かびます。
昔からずっと大好きで、いつか演奏してみたいです。
空が広いこと。
星が綺麗に見えること。
四季の移ろいが五感で感じれること。
例えば、ロウバイ、黄色の花をつける梅、の香りで春の訪れを知る。
九州八十八湯めぐりを知ったこと。
それであちこちの温泉を巡ったこと。
時に、びっくりするほど良い温泉に巡り会えたこと。
福岡の博多温泉、雲仙の有明ホテル、熊本の辰頭温泉、壱岐の山口温泉、、
母なる大地の恵みを全身で実感できたこと。
そして時たま、地元のじいちゃんと雑談。いろんなことを教えてもらったこと。
飯が旨いこと。
酒も旨いこと。
旨い酒と肴を出してくれる居酒屋があること。
そこで一緒に飲んでくれる仲間ができたこと。
そこで一緒に語ってくれる素敵な地元のおじさまおばさまがいること。
彼らはよくおごってくれる。
佐賀のお父さん、お母さんと呼べる人と出会えたこと。
お父さんは釣りが好きで、朝釣った肴をその日に店で食わせてくれる。
お母さんは漬物名人で、梅を3つの違う味に漬ける。しかもどれも美味しい。
二人いつも笑って、あらいらっしゃい、と暖かく迎えてくれたこと。
自分が素に戻れたこと。
やり残したことに少しずつ取り組めたこと。
将来の目標が定まったこと。
整えること、丁寧に生きることを学んだこと。
そんな中で、一緒に働かないか、と声を掛けてくれる人がいたこと。
終わり、はもうすぐ。
次への助走も大事。今のひとつひとつを慈しむことも大事。
一時期、Bonoboやらをよく聴いていたせいで生音の入ったトラックにはまっていた時期があって(今も好きだけど)、何かの拍子に見つけた曲。
鏡のように透き通った背景に、
丸い、ころん、とした音が散りばめられていて、
Mirror maruとはそういうこと?とおもいました。いや、絶対違うな。
僕のBonobo好きは、間違いなく大学の時にお世話になった美容師さんの影響ですね。
魔法使いみたいな雰囲気の、ちょっと不思議な、魅力的な方でした。
いつもおもしろい音楽が店の中でかかっていて、気になった曲はアーティストを教えてもらったり、CDに焼いてもらったり。
この曲が入ったアルバム「BLACK SANDS」は、自分の中では1、2を争う名盤。
気になった方にはぜひ、アルバムを買って聴いてみてほしい。夜のドライブなんかに是非。
今の若者の中で、どれほどの人がこの歌に共感して胸を熱くさせるのだろう。
周りを見ると、スマートにうまく自分を取り繕って生きているやつも多いけど、
今の時代こそ、こういう風に、熱く、むさ苦しく、自分の"素"を出しまくって生きてる方が格好良いと思うし、自分もそうでありたい。